倫理学のすゝめ

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状態動詞について自分なりに整理してみた

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突然だが、あなたは「hear」の意味を知っているだろうか?

もしあなたが中学生以上なら学校で絶対に習ったことがあるはずなのだが、漠然と「聞く」という意味で覚えているなら要注意だ。

 ちなみにhearなどの動詞を「状態動詞」という。

僕は思う。状態動詞と動作動詞については中学校(今は小学校か?)で英語を習い始めるタイミングでハッキリさせておくべきなのではないかと。

 

というわけで今回はこの「状態動詞」について語りたい。急に何を言い出すのかと怪訝な顔をしないでもらいたい。今日語学学校で扱われたテーマなので備忘録もかねているのだ。もちろん英語に習熟している人や大学生なら知ってて当然という人も多いと思うので今日のところは読み飛ばしてくれ。インテリ野郎は帰れ帰れ!

そして僕はこのブログの新たな読者層としてインテリ野郎共の代わりに中学生を取り込んでいきたいと画策しているのだ。そんな第1号の記事である。

 

長くなったので手っ取り早く何が状態動詞なのか知りたい方は「目次」からスキップしてみてくれ。ちなみに「知る=know」という動詞も状態動詞である。

 

 

目次

 

中学教師に騙されるな。あいつら適当なこと言うからな

僕も適当なことを言うので信じろとは言わないから君も適当に聞いてくれ。

話を一旦「hear」に戻す。hearを聞くという意味で覚えていた諸君は何も悪くない。むしろ悪いのはそれを教えた中学校の英語教師だ。

ちなみに僕は長野県の公立中学出身なのでとても一般論は語れないが、中学でhearもlistenも「聞く」とだけ教わった皆さんもこの二つの動詞が全然違う使われ方をしていることには気づいているはずだ。(正確に言えばhearは他動詞でlistenは自動詞という違いがあるのだが今はスルーする。)

 

確かにhearで辞書を引くと「聞く」という意味が出てくるので概ね正しいと言えなくもないが、正確なニュアンスとしては「聞こえる」である。

つまり"hear"(状態動詞)は「聞こえる」的に、別に聞きたい気分でもないけど誰かが再生してるスピーカーの音楽が意図せず聞こえちゃった状態。

対して"listen"(動作動詞)は「聞いている」的に、本人の意思でミュージックプレーヤーの再生ボタンを押して音楽を聞いている動作を表している。

それを中学できちんと念入りに区別して教えてもらえなかった僕は今になって苦しんでいる。

 

状態動詞を理解しておくことの重要性

ここまで読んで「だから何だ」と思った方はおそらく状態動詞のニュアンスを感覚的に理解できている人か、教師に恵まれた学生だと思う。

ここまでの話では割とニュアンス的な問題で済んでいるが、ここからは文法的な話も交えて話す。

 

まず決定的な特徴として、状態動詞は進行形(be + ~ing)をとらない。

状態動詞は意図的な動作を表すわけではなく、自然的な影響や個人の感情など「永続的」な状態を表しているからである。

例えば状態動詞で最もポピュラーな動詞のひとつ「like」について考えてみる。

"I like you."はもちろん「私はあなたが好き」だが、これは現在形にできるか?無理やり表してみると"I am liking you."で「私は(今)あなたが好きでいるところだ」みたいな意味になるだろうか。現在形ですでに「あなたが好き」という状態を表しているのだから現在進行形で表すのは変ではないか。

他の例としては「belong」なんてどうだろう。"I belong to club"で「クラブに所属している」という状態を表せるわけで、現在進行形にしたい場面なんてあるだろうか?

 

状態動詞が進行形をとらないと分かっていれば、TOEICのPART5などの文法問題でも選択肢を絞る手助けになるのではないだろうか。理解しておく意義は十分にある。

 

動作動詞にありがちな勘違い

間違えないで欲しいのだが、"I cook a meal." や "I play a piano" は原形で使うなら習慣的にその動作をしているという意味になる。

「一人暮らしだけど普段は家で料理を作ることにしている」「誕生日に買ってもらったから今では毎日ピアノを弾いている」みたいな習慣を表す。

だからこそ"I am playing a piano"と言った時に「今ピアノを弾いているところです」となるわけだ。動作動詞が進行形を取ることができる理由である。

 

もうひとつイマイチわかりにくいのが「wear」という動詞だ。

"I wear a jacket." は「私はジャケットを着ている」と、一見状態を表しているように感じるがこれももちろん動作動詞だ。

原形だと「私は普段ジャケットを着ている」だけであり、"I am wearing a jacket." で「私は今ジャケットを着ている」と表すことが出来る。

その行動が意識的に行っているかどうかで状態動詞と動作動詞を簡単に見極められる。

 

代表的な状態動詞の一覧

高専出身のクセに無理して説明してみたら意外に難しかった。

あとは簡単な例文と一緒に一覧にしておくので、中高生なら最低限これだけは理解しておくと良いと思う。自分の力で読むことが重要なのであえて和訳は書かないでおく。

agree
She didn't agree with us.

appear
It appears to be raining.

believe
I don't believe the news.

belong
This book belonged to my grandfather.

concern
This conserns you.

consist
Bread consists of flour, water and yeast.

contain
This box contains a cake.

depend
It depends on the weather.

deserve
He deserves to pass the exam.

disagree
I disagree with you.

dislike
I have disliked mushrooms for years.

doubt
I doubt what you are saying.

fit
This shirt fits me well.

hate
Julie's always hated dogs.

hear
Do you hear music?

imagine
I imagine you must be tired.

impress
He impressed me with his story.

include
This cookbook includes a recipe for bread.

involve
The job involves a lot of traveling.

know
I've known Julie for ten years.

like
I like reading detective stories.

love
I love chocolate.

matter
It doesn't matter.

mean
'Enormous' means 'very big'.

measure
This window measures 150cm.

mind
She doesn't mind the noise.

need
At three o'clock yesterday I needed a taxi.

owe
I owe you $20.

own
She owns two cars.

prefer
I prefer chocolate ice cream.

promise
I promise to help you tomorrow.

realize
I didn't realize the problem.

recognize
I didn't recognize my old friend.

remember
He didn't remember my name.

seem
The weather seems to be improving.

sound
Your idea sounds great.

suppose
I suppose John will be late.

surprise
The noise surprised me.

understand
I don't understand this question.

want
I want to go to the cinema tonight.

weigh
This cake weighs 450g.

wish
I wish I had studied more.

 

動作動詞でもある状態動詞

have
1. have(状態動詞)= own
I have a car.
2. have(動作動詞)= part of an expression
I am having a party / a bath / a good time / a break.

see
1. see(状態動詞)= understand
I see what you mean.
2. see(動作動詞)= meet
I am seeing Robert tomorrow.

taste(smel, feel, look)
1. taste(状態動詞)= has a certain taste
This soup tastes great.
2. taste(動作動詞)= the action of tasting
The chef is tasting the soup.

think
1. think(状態動詞)= have an opinion
I think that coffee is great.
2. think(動作動詞)= consider
am thinking about my next holiday.

 

最後に

いきなり感覚的に理解しろというのも難しい話かもしれないが、今後知らない単語に出会った時にそれが状態動詞か動作動詞なのかを意識して覚えるようにしておくと、将来外国人と会話するときにより的確にニュアンスを受信発信することができると思う。

もちろん英語はこれが全てというわけでは当然ない。しかしそれにしても日本の英語教師は英語初心者に対してしばしばこの問題をないがしろにし過ぎだと思うのだが、どうだろう。