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【合格】H30 東京農工大学 機械システム工学科|Hさん【編入体験】

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試験詳細

農工大 学力

私は東京農工大学の機械システム工学科車両制御ロボットコースに学力で編入しました。

東京農工大は東京にある国立大学で工学部キャンパスと農学部キャンパスの二つのキャンパスがあります。どちらも東京にありますが、ビルの立ち並ぶ都会というよりは長閑な住宅街付近に位置しているので落ち着いた印象を受けました。機械システム工学科の編入試験は工学部キャンパスで実施されるので、ホテルを取る際は間違えて農学部キャンパス近くにホテルを取らないように気を付けてください。

当日2日間は試験開始30分前までに集まって、大まかな試験の説明を聞き、試験開始というテンプレ通りの流れです。

 

 

試験内容

東京農工大学は機械システム工学科の場合、

1日目に数学(200)、英語(200)、物理(200)、化学(100)

2日目に専門(200で4力)、面接の試験が行われます。

私自身、科目数から見て東京農工大は試験分野の広い大学だと感じましたし、私の友人は、この科目数の多さに面食らって受験を断念しました…。

合格のためには全体的に幅広く基礎を理解する必要があると思います。

 

今年も過去問題が公開されると思いますが、私なりに今回出題された範囲をまとめたいと思います。

  • 数学(90分): 極地問題, 区間の積分, 行列計算, 連立微分方程式
  • 英語(90分): 長文問題×2, 英作文!!
  • 理科(150分): 力学, 電磁気学, 理論化学, 有機化学
  • 専門(120分): 機械力学, 熱力学, 流体力学, 材料力学

 

数学

例年通り、基礎的な内容がほとんどでしたが連立微分方程式はノーマークだったので面食らってしまいました。しかしなんとか答えを埋め、提出しました。私の勉強方法としては「編入数学徹底研究」と「編入数学過去問特訓」、過去問を6年分解いていきましたが、時間の関係により斜め読みや飛ばし飛ばしだったので数学の難易度としては、丁寧にやっていけば恐れることはないと感じました。

時間も90分とすくなかったので、シャープペンの芯は予め入れておき、時間のロスがないようにするとよいと思います。

 

英語

なんと今年は英語で英作文が1題出ました! 過去の傾向的に出ないと油断していましたが、おもいっきり出ました。工学分野に関する質問(詳細はすみません忘れました…)で、自分の考えを書け、という問題でしたが、私は電気通信大学の学力も受験していたので(電通は例年、英作文がある)その時の言い回しや知識を使って書くことができました。

長文は、読解して内容にそった文章の抜き出し、あとはlieとlayの違い(自動詞と他動詞)が英作文で書かれており適切に変形して穴埋め、等まあまあの難易度でした。

勉強方法として、DUO3.0の単語がわかるレベルなら苦労しないと思います。

さらに、「倫理学のすゝめ」という農工大、電通大に編入する際に役立つ叡智の詰まった編入日記を掲載しているサイトがあるのでそこで長文を書くコツを参照するとgoodだと思います。自分の印象では、英語ではあまり差がつかないかなと感じました。

 

理科(物理)

まず初めに、今年の理科(物理と化学)は150分ですが、その具体的な時間の振り分けはされてません。つまり限られた時間で自由に問題を解くことができます。

今年は力学の問題が一次元におけるポテンシャルエネルギーに関する問題、

電磁気は鉄の軸がコイルでまかれた場合の電界、とやはり基礎問題でした。学習目安は基礎物理学演習1の力学1,2章、電磁気学は基礎物理学演習2の電磁気学1,2と4章(電磁誘導のところのみ)をやっていけば十分です。

 

理科(化学)

この分野については私から言うことはありません。高専生の人は化学系でもない限り、早めに化学系の授業が打ち切られてしまうため、基礎からしっかり復習したほうがいいと思います。私は化学系についてはあまりにも広い分野が範囲だったので、捨て問を作り、解けるところは確実に解けるようにしていきました。機械系を志望する人はギブスの自由エネルギーとその周辺の熱関係に関する問題が、専門分野の熱力学の問題と似通っていることから有利だと思いますのでその周辺は確実に解けるようにしておくとよいでしょう。一番は長い期間をかけて総復習することですが、配点も他と比べて半分なので、足を引っ張らない程度の学習にとどめて他で得点を取っていくのが賢いと思います。

 

 

専門科目

農工大の機械系に関する専門科目は、編入日記ではあまり見かけなかったので細かく書いていこうと思います。

まず機械力学ですが、今年は水平にばねのつけられた物体と、滑車を通して重力方向の物体の釣り合いの話でした。この科目に関しては過去問通りの傾向にあると考えていいと思います。自由振動の場合の運動方程式や各力の釣り合いを考える事が多かったので、振動の基礎や解の出し方などを理解していくとよいと思います。私の勉強方法は高専で扱った機械力学のノートやプリント、教科書から復習をし、過去問(6年分)を先生に聞く程度でした。

材料力学の場合は天井からはえた物体の内部の力の釣り合いでした。これも私の勉強方法は高専で扱った材料力学のノートやプリント、教科書から復習をし、過去問(6年分)を先生に聞く程度でしたが類題をやったことがなかったので悩みました。私自身、最良の勉強方法は今も見いだせてませんが過去問が大事だと思います。

流体力学の場合は、例年連続の式やベルヌーイの方程式、運動量保存の式で解けますので授業でやった基礎的な内容を復習すればよいと思います。今年は空気の圧力や力を考える問題でした。

 熱力学の場合でも同じで授業の復習、過去問を解きさらに基礎物理学演習の後半にある熱力学の練習問題を解いていきました。熱力学では今回、単位が指定してあったので次元を考えた場合公式がわからなくても解ける場合がありますので最後まであきらめないようにしましょう。

….と書いていって気づきましたがどれもこれも私の行った勉強は授業の復習と過去問を先生と解くことくらいです。専門は1分野ごとの範囲がかなり広く、難しくしようと思えばいくらでも難しくできる科目ですので、出題する側もある程度の難易度で留めてくれます。結局は高専で行ってきた勉強の復習で事足ります。過去問だけでなく、3年次に編入するので農工大の1,2,年次のシラバスを参照して専門分野の傾向を掴むといいかもしれません。

 

面接

面接の形式は独特で、大きな部屋の中に3グループが入り、各自担当の先生(3人)の前で面接を行います。つまり仕切りがないので隣の人が面接している内容も聞こえてきます。(といっても緊張で自分のことしか考えられませんでしたが)

面接には配点が課されていませんが、はっきり言って私が合格できた理由はこの面接にあると感じています。試験の結果は自己評価であまり芳しくない状態でしたが、面接ではテンプレ通りの質問ではなく、調査書を参照し、会話を発展させていったうえで、しっかりと聞いてくる印象を持ちました。そのおかげで私は高専時代、いろいろな活動に積極的に参加し、幸いアピールする内容が多かったので喋ることができました。また、農工大の紹介ビデオをyoutubeで見ていき、「実学」のキーワードを出したり意欲的に面接をしました。そこが評価してもらえたポイントだと思います。試験で高得点を取ることも大事ですが、それと同じくらい、自分の意欲をアピールする場として面接は大事だと思います。

配点が課されていなくとも、面接は十分に結果を左右する要因になると思いますので油断しないでしっかりと取り組むべきです。

 

最後に

私自身、この大学に合格できた要因として、様々な人の力を借りたことが大きいと思います。わからないところは放課後、高専の先生に聞きに行き、過去問を解く際は素晴らしいサイト「倫理学のすゝめ」などで過去問解法のデータを参照して理解を深めました。これから農工大の受験を考えている人も、有益な情報や、学校の先生を使って理解を深めると合格の近道になるのではないかと思います。

 

管理人の感想

機械システム工学科の編入試験の概要が非常に丁寧に説明されていますね!

私の受けた情報工学科とは面接形式にかなり違いがあります。

やはり学科によって試験内容や面接の重要度も大きく変わってくるようなので、事前のリサーチはかかせないと感じました。

しかし基本的な受験勉強スタイルとしては「高専の復習」と「基礎固め」が必須ですね。

農工大は極端に難しい問題は出さずに、基礎を徹底した学生が合格を手にする印象です。

現在10月、今から準備を始める方はまず基礎固めが余裕を持って終わらせられる時期なのは間違いないので、気合を入れて頑張りましょう!

先生に質問したり、過去問のレベルに合わせて「高専の復習」と「基礎固め」を徹底しよう!

 

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