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電気通信大学編入の滑り止めに茨城大学を選ぶと良い3つの理由

僕は情報系高専生でさらに東京都調布市に実家があるので真っ先に電気通信大学を志望校のひとつに決めました。ここで皆さん悩んでくるのが滑り止めの大学だと思います。滑り止めと言えど第一志望に落ちた場合には入学しなければならないのですが、特にこだわりがなければ茨城大学がオススメです。

 

 

茨城大がオススメな理由

1.倍率が高くない

去年僕が受けた情報工学科は募集定員8名に対して志願者10名で、9人が合格しました。当日他の学科の受験者数もチェックしてみましたが、倍率が2倍3倍となっている学科はありませんでした。その理由として、茨城大の入学確約書の期限が大きく関係していると思われます。茨城大の確約書の期限はだいたい7月の3週目あたり。電通大や農工大の合格発表よりは後だけど東工大や筑波大、旧帝大などの上位校は試験日すらまだの時期です。つまり上位校を狙っている受験生には茨城大を候補から外すため、必然的に倍率が低くなっていると考えられます。倍率が高いと滑り止めとしてはリスキーなのでここは重要なポイントです。もしかしたら他の地方国立大もそこまで倍率高くないのかも。

2.難易度が高くない

募集要項を見ると茨城大の情報工学科はTOEIC(100)・数学(100)・専門科目(200)・調査書(50点)という配点で学力試験が実施されます。つまり当日の試験は数学と専門科目のみで、面接もないので楽です。茨城大学はTOEICの配点を700点を満点として「自分のスコア÷700=学力試験の点数」となります。僕は745点のスコアを持っていたので満点でしたが、他にも350点だったり450点程度でも合格した人がいるみたいです。近年では多くの大学の編入試験でTOEICが導入されているので4年生のうちにある程度のTOEICスコアを取っておいて損はないと思います。また調査書もきちんと点数で換算されるので成績が大きな影響を及ぼすこともないでしょう。どんなに成績が悪くても50点中0点ということは考えられにくいですから、やはり合否を分けるのは当日の数学と専門科目だと思います。しかしどちらの科目も簡単なので第一志望の対策をしてあれば十分だと思います。僕の手応えは数学10割,専門6割くらいだったので、ボーダー6,7割と予想します。

3.電通大の練習になる 

そしてこれが最大のポイントなのですが、茨城大の数学は複素関数を出題してきます。編入試験の数学は微分積分と線形代数で構成している大学が本当に多いので、滑り止めの大学のために新たに複素関数を勉強する人はそこまで多くないと思います。ところが同様に複素関数を出題してくる電通大志望の受験生にはためらう理由がありません。また、電通大は編入試験の数学が全国でもトップクラスの難易度で有名な中、複素関数はそこまで難しくないので複素関数対策をきっちりと行い、ついでに茨城大の試験に活かしてあげましょう。茨城大の試験日が毎年電通大の2週間前くらいですから、茨城大で手応えをつかんでから自信をもって電通大に臨むことができます。僕は現役時代、滑り止めを受けずにいきなり電通大を受けたのですが、その時は本番の緊張から実力を出し切れなかったので事前に慣れておくことはかなり重要です。

 

いかがでしたか。書いてみると割と当たり前のことになってしまいましたが、電通大志望の方は是非考えてみてください。とにかく重要なのは第一志望を自信をもって受けられる態勢を整えることだと思います。地方国立大の試験日は6月の早い時期にあるので、あとは自分の住んでいる地域や倍率などと照らし合わせて考えてみてください。